しごと日記Q&A編

  がっかりしたエピソードは何かありますか?
(2017年11月号掲載)

  秋も深まってまいりました。晴れた日には空の高さが心地よく、遠くに見える山々もそろそろ紅く映えだす季節です。
  この11月、暑くもなく寒くもなく、年末をひかえて嵐の前の静けさともいえるような、スタッフたちにとっては、いたって平和な日々が続きます。新人君たちも春先に入社してからおよそ半年、仕事にも慣れて、この時期が一番充実した時期ではないでしょうか。

  読者の皆さんにも顔や名前を覚えていただいて、仕事中だけでなく、休みの日に近所のスーパーや駅などでも、声をかけていただいたり挨拶を交わしたりできる。それはそれでありがたいことですが、実際にはなかなか難しいものです。いまこのコーナーをご覧になっている皆さんは、担当のASAスタッフの顔や名前、思い浮かべることはできますか?
  たとえば、カッコいいとかかわいい顔立ちをしていると、やはり読者の皆さんに覚えていただくうえではプラスに働くことが多いようです。あとは若かったり、逆にご自分と同年代位の年齢だったりという場合もそうでしょうし、話し方に訛りが残っていたり、たまたま同郷だったりする場合もそうでしょう。

  逆に、なかなか顔や名前を覚えてもらえない、いわゆる『ふつう』の新人君もいて、本人は結構そのことを気にしていたりします。
  入社して初めての集金の時に「あれ、担当のひと変わったの?」なんて言われることは、どの新人君でも経験することですが、『ふつう』の新人君は、集金で何度も伺っても『あれ、また担当の人変わった?』なんて質問が続いて自信を無くしてしまいます。他にも、怖い顔をしているわけではないのですが、集金に伺うたびにお子さんに泣かれてしまうなんてこともあります。そのお子さんからすると、もうとにかくダメなんでしょう、そのスタッフの『なにか』が。

  集金で伺った時などに「前の担当の人は感じよかったのよね」なんて聞かされたりすると、「あなたのほうが感じいいわね」って言われるように頑張ってやろうなんて、前任の先輩スタッフに静かなライバル意識を燃やしたりしています。

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