しごと日記Q&A編

  夏用のスタッフユニフォームもあるんですね。
(2016年6月号掲載)

  ずいぶん日も長くなり、暑さを感じる日も増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
  先日、当ASAのスタッフにも夏用のユニフォームが支給されました。ユニフォームといっても、以前このコーナーで紹介した厚手の冬用ジャンパーと違い、夏用ユニフォームはポロシャツです。白地に紺色の襟、胸元に赤く「ASA」とプリントされたポロシャツ、読者の皆さんのなかには「ああ、あのシャツか!」と思い出す方もいるかもしれません。
  また、梅雨入りするこの時期には、かっぱも新調します。これからやってくる梅雨と真夏の夕立に備えるのです。

  シーズンごとに新品が支給されるユニフォームやかっぱと違って、スタッフは自分に合った靴を「配達用」の靴として用意しています。新聞配達用のバイクでは左右の足で頻繁にペダルを踏んでブレーキをかけたりギアチェンジを行うため、つま先や靴底が摩耗しますし、朝刊配達時には、住宅地の路地や集合住宅内での足音にも気を配る必要があるためです。たまに先輩スタッフのアドバイスを聞かずに、「配達用」ではなく、お気に入りのかっこいいスニーカーで配達していて、つま先がガバガバに開いてしまったと泣きそうな顔をする新人君も出てきます。

  雨天が増えるこの季節には長靴の出番が増えます。さすがに新人君もお気に入りの靴が雨でびしょびしょになるのはいやなのでしょう、通常の「配達用」よりも先に長靴を準備したりします。長靴を履くとつま先から足首、すねまで固定されてしまいますから、梅雨時のように雨が続いて長靴のお世話になりっぱなし……ということが増えると体力も消耗します。
  たまに晴れた日でも長靴を履いている新人君を見かけることがあります。よっぽど長靴が好きなのか、それともにわか雨に備えているのかと思いきや、本人曰く「普通の靴が全部雨で濡れていて、履けるのが長靴しかないんです」。

  新人君も梅雨を乗り越えると初めての夏が来ます。

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