しごと日記Ｑ＆Ａ編

　　雨の日と暑い日の配達では、どっちがつらいですか？

　　蒸し暑い日が続きますが、読者のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
　 当ASAの新人君たちも雨天や高温の中での配達に苦戦しています。

　 先日のことですが、その日は朝から降っていた雨が夕刊の配達開始直前に上がって日が差し始め、気温がぐんぐん上がっていました。
　 夕刊の配達から帰ってきた新人君に、「雨が上がってよかったね」と声をかけると、「はあ」と気のない返事が返ってきました。ん？と思って、「雨降ったほうがよかったの？」と聞くと、「いえ」との返事。「雨に降られるより、暑くても晴れていたほうがいいだろ？」という問いには「雨も嫌いですけど、晴れすぎるのも嫌いです」と返ってきます。

　 よく聞いてみると、汗っかきな彼は夕刊配達中にも相当な汗をかくとのこと。ひどいときには、まるでシャワーでも浴びたの？と聞きたくなるくらい顔や頭はもちろん、着ているシャツまでびしょびしょになった姿はよく周りの先輩スタッフからからかわれています。
　「なるほど。雨が降っても晴れてもびしょびしょになるから気持ち悪いのか」と一人で納得しかけました。そうすると彼、「違うんです。どっちみち配達後には必ずシャワーを浴びるんで、びしょびしょになるのはそんなに気にならないんです」と意外な返事。「じゃあなんで嫌なの？」と訊くと、「雨や汗でびしょびしょになりながら夕刊配達していると、お客さんから、そんなに汗かいて大変ねって声かけられるのが恥ずかしくて……」という答え。

　 店長がまだ新人だった頃には汗をかきっぱなしの強者もけっこういましたが、「今どき」の若者はきれい好きが多く、こまめにシャワーを浴びて気を使っているようです。そんなことより、汗まみれで頑張っている姿をお客さんに見られるのが恥ずかしいという、そういうところも「今どき」なのでしょうか？

　 さて、7月2日に第98回全国高等学校野球選手権大会東・西東京大会の開会式が行われました。球児たちの「汗」が輝く季節です。

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