小さな散歩道

旭が丘東公園 日野市旭が丘1-18-1


公園の雑木林エリア

運動広場にある遊具

豊田車両センター

 豊田駅の北口から「平山工業団地循環」のバスに乗って、「MFLP日野・東口」で下車。バス停の少し手前から伸びる坂道を下り、その先の角を左に曲がると巨大な鉄塔の真下にある旭が丘東公園に着いた。
  公園の南側は雑木林になっていて、ちょっとした散策路やベンチも整備されている。この辺りは日陰エリアになっているので、強い日差しを避けたい時はこちらで少し散策するのもいいだろう。


運動広場

  雑木林の先は運動広場になっており、大きな円形の砂場や滑り台、カラフルなジャングルジムや鉄棒、ブランコなどの遊具が設置されている。この日は、お父さんやお母さんに見守られながら、小さな子どもたちが夢中で遊んでいた。

  広場の周囲にはケヤキなどの木々が高く伸びていて、緑豊かでなかなか気持ちのいい広場だ。辺りには高い建物もなく、初夏の日差しに照らされた緑がよく映えている。公園の南東側は視界が開けていて、浅川対岸に連なる多摩丘陵の緑も目に入ってくる。また、この公園は辺りから少し高い場所に造られていて、風の通りも幾分いいように感じられた。なお、この公園は地域の避難場所にもなっている。広々とした運動広場では、子どもたちが気持ちよさそうに走り回っていた。

  この日、園内では子どもたちだけではなく、高齢者の姿も多く見かけられた。犬の散歩に訪れる人や、ふらっとやってきてベンチで子どもたちを眺めながら、にこやかに談笑する人たちの姿もあった。それほど大きな公園ではないが、近隣の人々にとっては身近な散歩スポットにもなっているのだろう。

  園内の所々に設置されたベンチに腰掛けていると、カタコトと電車の音が聞こえてきた。この公園のすぐ南側には中央線が走っており、近くには豊田車両センター(電車の車庫)もある。時折、キキーッとブレーキ音らしき音が聞こえてくるのも、そのせいなのだろう。鉄道好きの人なら、この線路沿いを歩いてみるのも良さそうだ。

  園内の北側は植栽が施された一角になっており、こちらではアジサイの花が鮮やかに咲いていた。

(2022年7月掲載)  地図


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