しごと日記Q&A編

  卒業の時期ですね。新聞奨学生も卒業する人がいますか?
(2023年3月号掲載)

  3月21日は『春分の日』。春分の日や秋分の日は年によって日付が変動するため、移動祝日、移動祝祭日とも呼ばれます。
  よく「春分、秋分の日は昼と夜の長さが同じになる」と言われますが、実際はどうなのでしょう。昼の始まりである『日の出』は太陽のてっぺんが地平線に現れた瞬間とされ、夜の始まりである『日の入り』は太陽のてっぺんが地平線に消えた瞬間の事とされます。日の出から日の入りまでを『昼』と考えた場合、太陽が一回地平線を通り過ぎる時間の分だけ『昼』の時間が長くなるので、昼夜の長さが同じになることはないそうです。

  さて、3月になると、進学や就職、転勤などで住み慣れた町を離れる人が多くなります。当ASAにも「引っ越しをするので、配達先を新住所に変更してほしい」という読者からのお電話が増えてきます。

  同時にASA内にも『引っ越しシーズン』がやってきます。新聞配達や集金をしながら学校に通っていた新聞奨学生たちが卒業の時期を迎えるのです。2年制の専門学校や短期大学、4年制の大学など、さまざまな学校に通っていて入学年度もバラバラなので、奨学生全員が一斉に卒業するわけではありません。

  他にも、進級するにしたがって、学校に泊まり込んでの実習や学生同士でグループを作っての共同制作が増えてくる理工系や芸術系の大学・専門学校もあり、そのため、新聞奨学生を続けられなくなるケースもあります。

  賑やかだった奨学生の何人かが抜けると、ずいぶん静かになったように感じます。
  それぞれに旅立ちの春です。

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