しごと日記Q&A編

  新しく入社した新聞奨学生の様子はいかがですか?
(2022年4月号掲載)

  春です。当ASAにも、先月の半ば過ぎから、続々とこの春入学予定の新聞奨学生たちが入社してきました。早速バイクの運転練習に四苦八苦しています。昨今は、高校在学中に免許を取って原付を乗り回すというような生徒は少数派のようで、ほとんどの学生が運転未経験者です。
  そんな学生の安全も考えて、ASAでも運転のしやすいスクーター型のバイクの台数を以前より増やしています。とはいえ、若者はさすがに運転技術の飲み込みも早いようで、指導係の先輩スタッフも舌を巻くほどの上達ぶりです。

  新聞奨学生は、上京する前に地元で原付免許を取得しておくことになっていますが、中には、免許を取りたくても取れないまま上京してくる奨学生もいます。新型コロナの影響で、県によっては、免許試験場での受験が予約制になり、一日の受験人数が制限されているところもあるようです。「地元で受験できなかった」と上京後に店長に困りきった顔で相談してきた学生君もいましたが、免許の試験勉強は実家でしっかりやっていたようで、すぐに東京の試験場で受験して無事合格。本人もほっとした様子です。

  九州出身の店長が「そういえば、離島の多い長崎県なんかでは、免許試験場がない島の人は飛行機や船に乗って本土の試験場まで受験しに行くこともあるって聞いたことがあるなあ」と思い出した様子。
  「受験料より交通費のほうが高くつきそうですね」と学生君。
  「一応、原付免許は月に一度、島に『巡回試験場』がやってきた時に受験できるらしいけど、一度落ちると翌月再び巡回してくるまで待たないといけないらしいんだよね」。
  学生君もびっくり顔で聞いています。

  これから、いよいよバイクでの配達の練習が始まります。安全運転で頑張ってほしいものです。

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