しごと日記Q&A編

  まだまだ寒いですが、だんだんと日が長くなってきましたね。
(2016年2月号掲載)

  立春を過ぎ、暦の上では春ということになるのでしょうか。毎年のことですが、1月の下旬から2月の上旬にかけてのこの時期が一年間で最も寒いように感じられます。「春は名のみの風の寒さや」と歌にもあるように、まだまだ寒い日が続きますし、一昨年のように2月に大雪が降ることもありますから油断は禁物です。

 当ASAの新人君、先月は元旦の新聞配達に続いて雪の中の配達も経験しました。経験が自信になるのか、ずいぶん成長したように感じられます。毎日、配達でバイクを運転する時には軍手を2枚重ねにして頑張っていますが、彼らなりにいろんな場面で春の訪れを感じることがあるようです。
  ベテランスタッフと違って、まだまだ配達に手間取ることの多い新人君は、やはり日の長さに季節の移り変わりを実感する機会が多いようです。明け方は早く日が昇るようになりましたし、夕方はずいぶん日の入りが遅くなりました。調べてみると、特に夕方の日の入りの時刻は最も早い時期に比べて40分以上遅くなっているそうです。ASAに新聞が到着する時刻やその日の天候、道路の状況などにもよりますが、夕方の5時頃までには夕刊の配達を終えるように指導していますから、新人君たちは日の入りの時間に敏感なのかもしれません。

  配達を終えて一旦ASAに戻ると集金に出発します。集金などはなるべく早い時間帯に訪問するようにしていますから、夕刊前の昼間と夕刊配達後すぐは新人君たちも大忙しです。なかには、「集金は夕刊後の明るいうちに来てちょうだい」と時間の指定をいただいているお客様もありますが、夕刊配達終了後すぐに伺っても暗くなるのが早いと、「こんな遅い時間に……」と言われたりもします。そんなときは、新人君ならずともがっかりすることもあります。

  今年も、学生読者さんから、引っ越すから新聞を止めたいというご連絡が届き始めました。あとは卒業式だけ、今まで住んでいたアパートや寮を引き払って実家に帰ったり、就職に備えて便のいい場所のアパートに移ったり……。それと入れ替わるようにして希望の大学に合格して一人暮らしを始める新入生が不動産屋さんを回り始めます。新しい生活を始めても新聞を読んでもらいたいものです。
  もうすぐ春です。

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