しごと日記Q&A編

  元旦の配達はどんな様子なんでしょう?
(2015年1月号掲載)

  あけましておめでとうございます。本年も本紙同様、「ASAだより」もよろしくお願い申し上げます。

  毎年のことではありますが、新年一回目の元旦の新聞配達は販売店にとって年間最大のイベントです。前号で紹介したように、年末の正月用チラシの作成もビッグイベントではありますが、チラシ作製はあくまでも準備ですから……。

  本番の元旦で、いざ配達という時の緊張感は当日朝(とはいっても深夜に近い時間帯ではありますが)の寒さとも重なって、店内にピリピリとした異様な緊張感が張りつめています。「正月早々に配達ミスなんかするなよ!!」という店長の声もプレッシャーになります。

  よく元日のニュースで都内大手町などの郵便局の年賀状配達の光景が流れますが、日の出前の新聞配達にはあのような華やいだ雰囲気はありません。
  元旦用の新聞は折込チラシや別刷り新聞で分厚くなっているため、いつもと違う重量感にハンドルをふらつかせながら配達に出ますが、新聞が厚すぎてポストに入らないことがあります。ポストの裏側に回って入れたり、玄関先まで持っていったり、袋に入れてドアノブにかけたり……と、四苦八苦しながら配達していきます。一度にバイクに積める部数も限られているので、何度も販売店に積荷(新聞)の補充に戻ります。

  いつもは寝静まった町も、お正月だと未明から初もうでに出かけるご家族連れが歩いていたり、思いがけない路上におそらく帰省してきた方の車が停めてあったり……いつもと勝手の違う配達ではありますが、交通安全に気を配りながら、お客様を待たせぬように配達します。

  新人の区域にはベテラン社員がフォローに入って二人がかりで配達することもあります。

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