しごと日記Q&A編

  複数の新聞を間違えないで配るコツや注意していることはありますか?
(2014年10月号掲載)

  宅配便や郵便物のように、宛名が記されているわけではないので、どのお宅で配達ミスをしたのか配達終了後に探しだすのは大変です。そういう事態をそなえて、毎日、配達部数の調整を行い、配達分の新聞しか持って行かないようにしていますから、一部でもあまれば、どちらかのお宅でミスをしている可能性が出てきます。
  そこからは、時間との戦いです。読者の皆様がまだお休みのうちに、ここじゃないかなと思いつくお宅を確認してまわります。以前にミスしたことのあるお宅や、角を曲がって一件目などの、通り過ぎてしまいやすいお宅を、記憶をたどりながら確認してまわります。配達先が限られる業界専門紙などは、どこで間違ったか比較的探しやすいのですが、朝日新聞などの一般紙になると容易ではありません。

  バイクに新聞を積み込むときも、後ろの荷台には朝日新聞だけを積み、前かごに日本経済新聞や東京新聞、スポーツ紙や専門紙などを積み込みます。前かごの中で取り違えないように、日本経済新聞や東京新聞の間にカラフルな見出しのスポーツ新聞を仕切り代わりに挟み込んだりします。予備の無い専門紙や、小学生新聞などは前かごカバーの横ポケットに入れて、他の新聞と一緒に抜き去ってしまうことのないように注意をはらっています。
  最後に、「配達順路帳」と照らしあわせてからポストに入れると、誤配は無くなるはずなんですが……。

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