しごと日記

古紙回収の話 [1] (2005年12月号掲載)

 今回は、古紙(古新聞)の回収についてお話します。
 今まで、「皆様のお手元に毎朝どうやって新聞が届けられるか」をご紹介してきました。 今回の「古紙回収の話」で、いよいよ新聞は読者の皆様のお手元を離れ、遠くへと旅立っていきます。

 現在、当ASAでは、ほぼ月1回(2回行うこともあります)のペースで古紙回収を行っています。 古紙を定期的に回収、処理している団体は、当ASA以外にも自治体(市)や自治会、子ども会などいくつか ありますが、多くの方にとって「新聞屋さんの古紙回収」はもっとも便利な方法で、当ASAで新聞を ご購読頂いているほとんどの読者の方にこのサービスをご利用いただいています。
 とはいえ、全ての新聞販売店が同じやり方で行っているわけではありませんし、少数ではありますが、 自治体や自治会の要請で現在回収を行っていないマンションや集合住宅などもあります。

 当ASAが行っている古紙回収は、専門の業者に委託して行っています。配達エリアごとに回収日を 設定し、実施前日(休刊日をはさむ場合は前々日)の朝刊に「古紙回収を行います」というチラシを 折り込んでお知らせし、毎月下旬に新聞に折り込まれるか、ポスティングされる緑色の古紙回収袋に 整理して入れた古紙を、回収日の朝、読者の皆様に出していただきます。トラックでの回収なので、 通りから見えやすいように、マンションや集合住宅にお住まいの方にはお手数ですが1階入口に 出していただくようお願いしています。
 各エリアを2〜3台のトラックで朝の9時から回りますが、細い路などトラックでの回収が難しい エリアでは、配達社員がバイクで手伝うこともあります。

 一つのエリア1回の回収で集まる量は約5トン、1軒当たりおよそ10キロの古紙が出ている計算になります。 回収のトラックが通り過ぎる音を聞いて慌てて出したけど間に合わなかった・・・というお客様も いらっしゃるので、一通り回収が終わったら、もう一度エリアを一周して回収漏れがないかを確認します。 お昼過ぎには古紙の問屋に搬入しなければならないため、回収の作業はお昼には終了します。

 これが古紙回収の大まかな流れです。こうして回収された古紙は、トイレットペーパーとして 再利用されています。また、ケーキや靴を買った時の箱などかみしげんとして国内のみならず、海を渡った 中国などでも再利用されているのです。

 このように、回収日のお知らせはありますが、基本的には読者の皆様がご自分で玄関先まで出して いただくという読者参加型の作業になります。そのため、販売店への問合せで最も多いのが、 この「古紙回収」についてです。

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古紙回収の話 [2]  (2006年1月号掲載)

 今回は、古紙回収に関して皆様から多く寄せられるご質問にお答えしたいと思います。

 古紙回収についてのみなさまからの質問で、最も多いのが雨天時のお問合せです。 朝、古紙を出していただく時に皆様が一番迷うのが雨天の場合ではないでしょうか。
 「明け方に通り雨があったけど、今日は古紙を出して大丈夫かな?」「ちょっと小雨が降っているけど どうだろう?」などなど。実際、雨天時には販売店に多くの問合せのお電話をいただきます。 時には午前中、販売店の電話が鳴りっぱなし……ということもあります。
 古紙は、雨に濡れるなどして水分を含んでしまうと目方(重さ)が変わり、問屋に搬入しても 引き取ってもらえなくなります。せっかく皆様にご協力いただいた古紙のリサイクルが無駄にならないよう、 雨天時には回収を延期させていただいております。
 ただ、お客様が判断に困ってしまうような天気の場合もしばしばです。一つの目安としては、 朝9時の回収スタート時点で雨が降っていたら、延期とさせていただいております。 明け方雨が降っていても、この時点で止んでいれば決行しています。ただ、小雨の場合などには、 一度ASAかお知らせチラシに記載されている業者へお問合せいただく方が確実です。 雨天延期の場合には、後日改めて朝刊にお知らせチラシを折り込みますので、指定の日に 出していただくようお願いします。
 また、雨天延期の場合、翌日に行うわけではありません。無用心にもなりますので、延期の場合は お手数ですが古紙を一旦ご自宅の中に下げていただくようお願いします。

 次に、回収の時期に限らず、よくいただくお電話に、「古紙を入れる袋が足りなくなっちゃって……」 というのがあります。
 以前もご紹介したように、古紙回収用の緑の袋は毎月下旬に朝刊に折り込むか、ポスティングしていますが、 実際一ヶ月分の新聞・折込みチラシは回収袋一枚では足りないこともあるようです。また、 エリアによっては回収袋の配布日と回収日のタイミングが合わず、「回収に出したいのに袋がない」と言う ご相談を頂くこともあります。
 足りないというお電話を頂いた場合は追加の袋をお届けしていますが、お急ぎの場合には、 古紙を裸のまま紐で縛って出していただいても構いません。新聞の束にお知らせチラシが挟んであれば、 袋に入っていなくても回収いたします。
 ただし、忘れずにお知らせチラシを見えるように紐に挟んでください。これは、まれに子ども会や 自治会と回収日が重なる事があった場合、トラブルを避けるためです。

 また、「他の販売店は紙の袋なのに、どうしてビニールの袋なの?」というご質問もいただきます。 意外かもしれませんが、古紙の再処理工場では、紙の袋に入ったものも、ビニールの袋に入ったものも、 必ず一度袋を切開します。これは、回収された古紙の中にホチキスの使用された雑誌やビニールで加工された 本などが混ざっていると、古紙の再処理工程の障害になるからです。また、紙の袋はビニールに比べてかさばり、 切開に手間取ります。切開しやすく、なおかつ一ヶ月分の新聞の重さに耐えうるものを検討した結果が、 あの緑のビニールの袋なのです。もちろん、処理工場で切開された袋は、資源ごみとして再処理されています。

 ご存知の方も多いかと思いますが、古紙の市場は相場の変動が激しく、トラックのガソリン代や 人件費の方が高くついて回収業者が赤字になることもあります。古紙回収というサービスをスムーズに 行う為に、ASA側が回収業者に処理費用を払って古紙回収を行ってもらう時期もあります。 手間とコストを少なくして身近なリサイクルを維持するために、いろいろな対策をとっているのです。

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古紙回収の話 [3]  (2006年2月号掲載)

 「朝から古紙を出しているのにまだ回収に来ないんだけど……」
 これは、回収当日の午前11時頃、大体回収作業が終りかけの時間帯によくいただくお電話です。 「気付かずに通り過ぎていったんじゃないかしら……」と思われる方もいらっしゃるようです。 毎月同じ要領で行っている回収作業ですが、各家庭から出る古紙の量は月によって大分差があります。 同じお宅の前を通り過ぎるのに、1時間以上の差が出ることもあります。回収の終了がお昼を過ぎてしまう ことさえあるのです。
 目安としては正午まで待ってみてください。正午頃には作業が遅れている場合でも目処が立ちますし、 実際お電話を頂いた大半は、正午頃まで待っていただければご了解いただけるものです。

 最後に、もう一つご紹介しておきたいのが次のようなお問合せです。
 「向いのお宅は古紙を出しているのに、うちにはお知らせが入っていなかった」
 皆様ご存知の通り、回収のお知らせは朝刊の折込チラシの一番上の目立つところに折り込んであります。 通常このお知らせチラシが入っていないというミスはほとんどありません。この場合、次のような事が考えられます。
 一つ目は、ASAではなく自治体、自治会などの回収が行われている場合です。この場合は、 ゴミの回収カレンダーや自治会のお知らせをご覧下さい。
 もう一つは、配達エリアの境界近くにお住まいの方の場合です。お話してきた通り、古紙回収は 配達エリアごとに行っています。向いのお宅との間の道路がエリアの境界線となっている場合もありますので、 お向かいのお宅の古紙を見て、慌てて出しても回収されないこともあります。
 もし、お住まいのエリアの回収日かどうか分からない場合は、販売店までお問い合わせ下さい。

 以上、よくお客様から寄せられるご質問を紹介させていただきました。今後、皆様が古紙を出す際の 参考にしていただければ幸いです。 お客様から寄せられるご質問の全てをご紹介する事は出来ませんが、皆様のご協力のもと行っている 古紙回収ですから、ご不明な点がありましたら是非販売店までお問い合わせ下さい。

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