小さな散歩道

豊田公園 (日野市豊田3-14-2)


数本の樹高の高い木が講演を囲む

遊具広場

藤棚

運動広場


ツツジの植栽で運動広場(手前)と遊具広場を区切った

 豊田駅の南口を出て、駅前から南西に伸びる大通りを進む。しばらく通りを進むと、右手に「豊田キリスト教会」が見えてくる。左手の細い路地に入っていくと、住宅街の中にある豊田公園に着いた。

 この公園は、園内をオオムラサキツツジの植裁によって、遊具が置かれた遊具広場と運動広場の2つのエリアに明確に区切ってある。

  園内手前の遊具エリアには、砂場や鉄棒、カラフルなブランコやジャングルジムが並ぶ。ブランコは2台設置されていて、そのうちの1つはタイヤブランコだ。夏休みに入った子どもたちや、小さな親子連れが終日楽しそうに遊びまわっていた。また、エリア右手にはベンチが並び、その奥ではシンボルツリーが高く伸びていた。

  園内奥手の運動広場エリアでは、近所の少年たちがボール遊びに興じていた。遊具などは置かれていないため、結構広々とした印象を受ける。開放感があり、軽く体をほぐすには気持ちがよさそうだ。
  広場の一角には青々と茂った藤棚があり、藤棚下にはベンチも設置されている。この日は日差しも強く、少々体もバテ気味だったが、ベンチで一休みして、なんとか一息つくことができた。近くには水飲み場もあり、小さな子どもが水遊びに夢中になっていた。

 この日はふらっと散歩に訪れる高齢者や、犬の散歩に訪れる近隣の人々の姿も多く見受けられた。静かな住宅地の中にあり、落ち着いた雰囲気のこの公園は、近隣の人々が気軽に訪れる憩いのスポットになっているのだろう。
  外周部には様々な木々が植えられており、緑豊かな公園であるように感じられた。茂った緑を眺めながら、園内をグルリと散策するのもよさそうだ。

 公園奥手の下り勾配を歩き、出口に向かった。住宅街の向こうを見渡すと、浅川対岸に連なる多摩丘陵の緑が垣間見えた。

(2020年8月掲載)  地図


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