小さな散歩道

ふれあい橋 (日野市新井町―万願寺町)

 京王線高幡不動駅を出てすぐガード下をくぐり、潤徳小学校の横を通って浅川土手を登ると目の前に、白鳥が羽を広げたような形の橋が見えてきた。駅から歩いて約10分。
  「万願寺歩道橋」愛称「ふれあいばし」だ。中央に高さ数十メートルの柱があり、そのてっぺん近くから太いワイヤーが橋の両端につながっている。そのワイヤーからはやや細めのワイヤーが数十本出て、橋げたをつり上げている、いわば「つり橋」だ。翼に見えたのは太いワイヤーだった。
  橋のたもとにある「由来記」によると、このあたりはかつて氾濫(はんらん)源だったが、都市化が進んできたため住民が往来できるよう、両岸を結ぶ歩道橋を計画したのだという。緑と清流のまちにふさわしく、優雅なつり橋の景観にしたそうだ。竣工は1991年7月、長さ148メートル、幅6メートル。
  橋の上から川原を見下ろすと、青や薄いピンクのタイルで、モザイクのように動物や波のような模様が描かれていて、歩くのも楽しそう。橋げたの下には、カップルも何組か。
  橋の中央部はやや広くなっていて、ご近所のグループだろうか、車座で話に夢中だ。通学路にもなっているらしく、ランドセルを背負った集団下校の小学生が、おしゃべりしながら通って行く。対岸に渡ると、そこはスポーツ広場で、若者がサッカーを楽しんでいた。

(2005年12月掲載)  地図


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