しごと日記Q&A編

  雨の日、新聞にビニルがかかっている時とない時があるのは、何時の時点で判断しているのですか?
(2022年7月号掲載)

  朝、晴れているのに、ポストの中の新聞にビニルがかけられていて、「あら?夜のうちに雨が降ったのかしら?」なんて経験ありませんか?反対に、すごい土砂降りなのにビニルに入ってなかったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 明確な基準はありませんが、朝刊だと深夜2時、夕刊の場合はお昼の2時頃、一通り配達の準備が済んで出発する時点で雨が降っていれば、新聞をビニルラッピングします。入社して間もない若いスタッフだと、雨雲の動きや降り始め時刻を予測してくれるスマホのアプリを何度も確認しながらラッピングしようか迷っていることもあります。

 「出発する時点で降っていなければ、そのまま出発しなよ。配達途中に降り出したら、現地でビニルに手入れしたり、濡れない玄関先まで新聞を持っていったりして。本降りになってこれ以上無理だってなったら、ASAに一旦戻ってビニルラッピングすればいいから」というベテランの先輩スタッフのアドバイスに背中を押されて配達に出発します。

 新聞をラッピングする作業には、30分〜1時間ほどかかり、朝夕刊とも雨に降られると、場合によっては2時間近く、配達時間が延びることになります。雨の続くこの時期、配達所要時間が延びるのと反比例して短くなっていくスタッフの睡眠・休憩時間の確保も必要です。そういうこともあって、まだ雨が降っていない段階での全部の新聞へのラッピングはやめて、できるだけ早く配達に出発し雨が降り出す前に配達を終えられるように指導しています。

 これからが梅雨本番。時々、受け口のバネが緩んで隙間から雨水が入り込んでいるポストを見かけます。また、ラッピングしてもビニルには空気を抜くための小さな穴が開いているため、完全防水ではなく雨水が浸み込む場合もあります。

 たまの晴れの日に、ご自宅のポストを点検してみるのもいいかもしれません。

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