しごと日記Q&A編

  スタッフの皆さん、食事はどうされていますか?
(2021年3月号掲載)

  水温む3月。だんだん暖かくなりはじめ、朝夕も少しずつ過ごしやすくなってきます。つられて寝つきも良くなるためか、「朝寝」は春の季語とされています。
  民謡会津磐梯山の小原庄助さんは「朝寝朝酒朝湯が大好きで身上を潰した」と歌われていますが、当ASAスタッフの場合は、さしずめ「朝湯朝飯朝寝が大好き」といった具合でしょうか。

  少しずつ過ごしやすくなるとは書きましたが、それでもこの時期の朝刊配達の時間帯はまだまだ気温が低く、寒さが身に沁みます。一通り配達を終えると、ASAに戻って配達終了の報告をしてから帰宅します。ベテラン社員の中には、以前は帰宅途中にある24時間営業のファミレスやチェーンの牛丼店で食事して帰るのが日課という人もいましたが、深夜営業を取りやめた店舗が増えたこの一年ほどは、コンビニのお世話になりっぱなしのようです。

  一方、新人や学生などの若者世代は意外と堅実で、前の晩に作り置きしておいたご飯やおかずを食べることが多いようです。帰宅したらシャワーを浴びて体を温め、朝食を済ませて空腹を満たす。あとは温かい布団に潜り込んで夕刊配達の時刻までぐっすりと休む。若者にしては、いささか味気ない生活かもしれません。

  そんな学生たちの中には、この春ASAを巣立っていく人もいます。無事卒業して就職、進路変更、学業を中断していったん実家に戻る、実家に戻らずに当ASAのスタッフになる・・・。人それぞれ、いろんな人生がスタートします。

  「花に嵐の例えもあるさ さよならだけが人生だ」。
  中国の唐の時代、于武陵という詩人の詠んだ詩を、作家 井伏鱒二が和訳したものの一節です。別れもあれば出会いもあります。当ASAにも、巣立っていく先輩たちと入れ替わりに新入生や新入社員たちがやってきます。

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