しごと日記Q&A編

  冬場は雪が降ったりするのが一番大変ですか?
(2020年1月号掲載)

  あけましておめでとうございます。
  今日まで正月休み、明日から仕事や学校が始まるという方も少なくないのではないでしょうか。

  正月を初春、新春などと言いますが、春の気配はまだ遠く、季節はこれから冬本番です。明日1月6日は寒の入り。明日から19日までのおよそ半月間を小寒、続いて20日から節分までを大寒と呼び、このひと月ほどの期間をまとめて『寒の内』と呼ぶのだそうです。センター試験の受験生たちや成人式で着飾った若者たちが雪に降られて難儀している姿をテレビや新聞紙面上でよく目にするのもこの時期です。

 新聞配達にとっても雪は大敵。特に、雪の積もった路上でバイクを運転したことのない新人君たちは四苦八苦します。ただ、雪は天気予報で予測することもできます。あらかじめ朝刊の出勤時間を前倒ししたり、バイク用のタイヤチェーンを装着したりといった対応も可能ですから、多少の積雪ならいつもとそう変わらない時間に配達を終えてASAに帰ってくるベテランスタッフもいます。

 一方、そんなベテランスタッフでさえも嫌がるのが、路面の凍結です。この時期の朝刊配達時、月が出て天気もいいからと油断していると、凍結した道路でスリップしてバイクごと転倒してしまうことがあります。目を凝らすと、バイクのライトの灯を反射してアスファルトの路面がキラキラ輝いています。「あ〜やっちゃった」と、ベテランスタッフでさえため息を吐いてしまう瞬間です。橋の上や舗装の変わり目などのほかにも、昼間に路上で洗車していたお宅の前など、いろんな場所に危険は潜んでいます。
  そんな話をしていると、つい先日、同じように路面凍結の洗礼を受けてバイクを倒した新人君が、「あー、分かります」と相槌を打っていました。

▲上へ


しごと日記 目次へ 前へ  次へ