しごと日記Q&A編

  新聞に入っている「折り込みチラシ」は日によって違いますが、毎日どのように準備しているのですか?
(2012年10〜11月号掲載)

  販売店にチラシを直接持ち込みされる場合もありますが、ほとんどが仲介する折り込み広告会社を経由して当ASAに搬送されてきます。クライアント(広告依頼主)→折り込み広告会社→印刷工場→運送会社→ASA(折り込み日の前日の早朝までに届く)という順番で、「○○販売店の○○新聞に○○枚」と指定されて届きます。

  こうして前日の朝にそろったチラシは、午前10時から折り込み作業専門のパート社員が作業を始めます。順番に並んで1枚1枚を手作業でチラシを拾っていく……という光景を想像されるかもしれませんが、実際は「折り込み丁合機」という高さ2mほどの機械を使います。機械には約20種類のチラシをセットできます。20種類分の差込口がついていて、それぞれの口に数百枚ずつ差し込みスタートボタンを押すと、機械がチラシを1枚ずつ吸い込んでいって、新聞1部分のチラシを仕上げてくれます。
  細心の注意を払ってチラシの組み合わせをしていますが、薄いチラシやツルツルしたチラシなどを、たまに機械が2枚飲み込んでしまうことがあります。手作業で抜きますが、どうしても見逃してしまう場合が稀にあります。機械でセットしたチラシを1部ずつパート社員が手作業できれいに揃え、出来上がった「折り込みチラシ」は、販売店の棚の中で翌日の朝刊配達時まで保管します。

  翌朝、トラックで運ばれてきた新聞が販売店に届いたら、まずは全員でトラックからの新聞の荷降ろしです。各社ごとに別々のトラックで新聞が届くので、トラックが到着するたびに、この作業の繰り返しです。店内には60〜100部ずつビニールに包まれた新聞の固まりが大量に積み上げられます。
  荷降ろしが終わると、ベテラン社員が各配達エリアごとに新聞を分けます。各自が配達に必要なこん包を開封し、取り出した新聞に折り込みチラシを挟み込んでいきます。正確に、はみ出しが無いよう、スピーディーに1人400部位の新聞にチラシを折り込むには、どうしても「訓練と慣れ」が必要です。

(その2) 前日に「折り込み丁合機」という機械を使って出来上がった「折り込みチラシ」は、翌日の朝刊が届くまで販売店の棚で眠ります。翌朝、トラックで運ばれてきた新聞が販売店に届いたら、まずは全員でトラックから新聞の荷降ろしです。
  荷降ろしが終わると、ベテラン社員が各配達エリアごとに新聞を分けます。各自が配達に必要なこん包を開封し、取り出した新聞に折り込みチラシを手で挟み込んでいきます。正確に、はみ出しが無いよう、スピーディーに1人400部位の新聞にチラシを折り込むには、どうしても「訓練と慣れ」が必要です。

  新入社員とベテラン社員では、この作業だけで約30分以上の差が出てしまいます。これでは、配達に慣れていない新入社員は、出発するのも配達が終了するのも遅くなってしまいます。ただ、朝刊業務時に折り込み作業を教えるなんて悠長なことはできないので、昼間の時間帯に集中特訓を繰り返します。
  チラシと新聞を左右に並べて積み、挟み込むだけの作業ですが、これを早くやるにはどんなに器用な人でも時間がかかります。ベテラン社員は、新聞を開くのに1秒、チラシを挟み込むのに1秒……という感じでどんどん作っていきます。慣れていない新人がやると、新聞を開くのに何秒もかかり、1部作るのに10秒位かかる……という感じです。これを一人でやらせると、いつ出発できるかわからないため、慣れるまでの1ヶ月位は、先に終えたベテラン社員が手伝います。

  余談ですが、年に何回か、プロ野球の「優勝チラシ」と呼ばれるものがあります。○○チームの勝敗に合わせて、「優勝が決定した翌日に折り込んで配達してください」と指示されています。こればかりは前日から機械でセットするわけにはいかないため、すでに完成している「折り込みチラシ」に挟み込むのは手作業になります。試合が終わる前に見込みで折り込み作業を始めてしまうと、逆転負けで勝負は翌日に持ち越しなんてこともあるため、勝負が決まるまで待つしかありません。
  優勝決定と同時に、早出出勤の連絡網がまわり、出勤と同時に全員で「手入れ」作業開始です。

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