しごと日記Q&A編

  配達は夏の夕刊と冬の朝刊ではどちらが大変ですか?夏の方が大変な気がしますが……。
(2010年月9号掲載)

  夏の午後は、ヘルメットをかぶっただけで汗が落ちてきます。熱風の中を走り出してしばらくすると、額から汗がたれてきて腕は汗でびっしょりです。集合住宅の階段を登りきると一気に汗が噴き出してきます。 中間地点で自動販売機を見つけると、途中下車して水分補給をします。500mlのコーラなら三口で飲み干してしまいます。すべて汗になってしまうのはわかっていても、水分を取らずにはいられません。たくさん水分を取っても、一回の配達が終わると体重が2〜3kgは減っています。
  冬の朝刊配達で雨が降ると最悪です。寒さは服装でカバーできますが、軍手に雨が染みると手が凍るような冷たさになります。新聞をぬらさないために素手になることもあり、このときは持った新聞が暖かく感じる位です。 配達の後半になると、手の感覚がなくなってきます。冷えすぎて、冷たいというより痛いという感覚です。配達終了後、お湯で温めると生き返る感じです。

  このように、夏も冬も違うつらさがありますが、今の時期に質問すると、全員が「夏の夕刊」と答えます。冬に聞いたときは、「冬の朝刊」と言っていましたが……。

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