しごと日記Q&A編

  配達を間違えないように何か工夫していることはありますか?
(2010年4月号掲載)

  一人が配達する部数は400部前後で、新聞の種類は20種類ほどあります。配達が終わって気持ちがいいのは、持って出た新聞が1部も残らずに終了したときです。「今日も完ぺきに配達できた」という充実感があります。
  新聞を配り忘れたり、間違えて違う銘柄を配ってしまう――あってはならないことですが、体調不良で集中力が欠けたり、他のことを考えたりしてミスが起きることがあります。
  配達が正確な人は、バイクに積む新聞の数を一定にしています。バイクに全部積みきれないため、通常は2往復していますが、最初に積む部数が同じだといつも同じ家で終了します。もし違う家で終了すれば、ミスをしていることになります。こうして確認していけば、ミスをしたのが前半だということがわかりますが、「あと少しで前半が配り終る〜」という時に残りの新聞が「1部」多い事に気がつく……。なんともやり切れない一瞬です。すぐに「ああ、あそこだ!」と気が付く時はいいのですが、いくら考えてもわからない時や、配り直しに行った新聞受けに今朝の新聞がちゃんと入っていた時は悲惨です。早く探さないとわからなくなってしまうので、泣きそうになりながらコースをたどり新聞受けを確認しますが、早起きの家はもうすでに取り込んでしまっていて、どこで間違えたかわからない。早朝からチャイムを押して「新聞届いていましたか?」なんてたずねるわけにはいかないし、いくら時間があっても足りないし、どうしたらいいものか……と途方にくれてしまうこともあります。
  配達が全部終了すると、順路帳を見ながら配達の確認をします。慣れてくると、その日の配達状況を思い出すことができ、間違えたと思われる家をすべて確認しに行くと大体は見つかりますが、どうしてもわからないときは「ピンポン」作戦です。早朝からすみません……。

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